東京地方に史上初の大雪警報 (1969年)
1969年3月4日の東京。前日夕方に発表されたこの日の天気予報は、「北ないし東の風、曇のち午後から一時雨」でした。
ところが、予報に反して夜明け前から雪が降り出し、午前9時には2cm積もりました。この段階ではまだ気象庁は大雪になるとは予想しておらず、11時30分になってやっと大雪注意報を発表しました。このとき、積雪はすでに9cmに達しており、2月27日の7cmを上回っていました。
積雪が15cmに達した14時には、ついに東京地方に大雪警報が発表されました。東京地方に同警報が発表されたのは、これが史上初のことでした。
最深積雪は3月としては観測史上第2位(当時。現在では第3位)の19cmに達し、まったくの不意打ちの大雪になりました。実はたった5日前の2月27日も不意打ちの雪に見舞われており、新幹線より雪に弱い気象庁のレッテルが定着することになります。
不意打ちだろうがなんだろうが、東京に雪が積もればお決まりのパターンが待っています。鉄道は大混乱、道路は渋滞、人はスッテンコロリン。
さらにこの日は、国立大学の一期校の入試の日でした。大きな影響を受けたのは間違いないですが、当時の大学はちょうどゼンキョートーだかなんだか、今となっては意味不明の団体が入試反対を叫んで暴れていたころで(東大の入試が中止になったのもこの年)、雪が降らなくても混乱していました。
まさか8日後にこの日を上回る大雪になるとは……。