ヒアルロンサン対コラーゲン、美の頂上決戦 (2013年)
今日、4月14日は競馬ファン、そして一部の美容マニア(?)にとって、歴史的な対決が行われた記念すべき日です。
今から13年前の2013年4月14日、福島競馬第4レースにて、ある2頭の馬が激突しました。 その名も「ヒアルロンサン」と「コラーゲン」。
馬名審査をよく通ったなと感心しますが、どちらもれっきとした競走馬です。美肌をめぐる因縁の直接対決は、ヒアルロンサンが見事勝利を収めるという結果に終わりました。
さて、この勝負に勝ったヒアルロンサンと、敗れたコラーゲン。どちらも「お肌によい」イメージがありますが、具体的に何が違うのでしょうか。
コラーゲンは、おもに皮膚や軟骨などを構成するタンパク質の一種です。建物の柱のように、細胞同士をつなぎ合わせて肌にハリや弾力を持たせる役割を担っています。
一方のヒアルロン酸は、1グラムで6リットルもの水分を抱え込むことができるという、とくに保水力に優れた成分です。コラーゲンの網の目の間を埋めるように存在し、肌の潤いを保ったり、関節の動きをなめらかにしたりするクッションのような働きをします。
ベッドに例えるなら、コラーゲンが「スプリング(弾力)」、ヒアルロン酸が「マットレスの綿(水分)」といったところでしょうか。
それにしてもこの2つの成分、テレビをつければ見ない日はないというくらい、通販番組で扱われていますよね。
「年齢とともに減少する成分を補給!」 「朝からスッキリ、階段もスムーズに!」
元気な愛用者の映像(注:個人の感想です)とともに、けっこうな頻度でどこかのチャンネルで宣伝されています。サプリメントからドリンク、化粧水まで、まさに美容と健康の二大巨頭です。
ただ、通販番組を見ていると、コラーゲンを食べればそのまま肌のコラーゲンになるかのような錯覚に陥りますが、口から摂取したタンパク質は胃や腸で一度アミノ酸に分解されます。まったく意味がないとは言いませんが、食べたものがそのままピンポイントで膝や頬に直行するわけではないんですよね……(笑)
ひとりでテレビを見ながら、「そんな都合よくいくわけないだろ」とツッコミを入れつつ、ついフリーダイヤルをメモしそうになる、あるいは画面に表示されたQRコードをスマホで読み取りそうになる……。そんな経験がある方も多いのでは?
13年前の福島競馬での対決はヒアルロンサンの勝利でしたが、テレビ通販における「美と健康の売り上げ対決」は、まだまだ終わる気配がありません。
